芸術と文学 / 10問

絵の具を混ぜて見つける色のクイズ

公開 2026-10-15 更新 2026-10-15

小さな絵を巨大な筆で描こうとするマスコット。
第1問へ
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絵の具を二色混ぜると、もとの色とは違う色が生まれます。けれど、同じ赤や青という名前でも、選んだ絵の具や量によって仕上がりは変わります。このクイズでは、色み、明るさ、鮮やかさという見方を分け、赤・黄・青をもとにした伝統的な絵画の色相環を考えます。画面の光を混ぜる場合とは、使う基本の色が同じとは限りません。ここでの色の組合せは、色相環の基本を示すものです。実物の絵の具がいつも同じ色になると決めず、どの材料をどれくらい混ぜたかにも注目しながら、色を観察するための言葉を増やしてみましょう。

このクイズで考えること

  • 色相・明度・彩度を分けて観察する
  • RYBの基本の混色と補色を読み取る
  • 色の模型と実物の顔料の違いに気づく
図と読み物で振り返る

答えを選ばずに、解説だけを読むこともできます。

問題の一覧から選ぶ

選択肢を1つ選んで、答えを確かめてください。解説だけを開いて読むこともできます。

第1問 / 10問

赤系・青系などの「色みの性質」を何と呼ぶ?

第1問の選択肢
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答え:色相

赤、黄、青など、色みの性質を表すのが色相です。明るいか暗いかを表す明度、鮮やかか落ち着いているかを表す彩度とは区別します。同じ青系でも、水色と紺色では明るさが違います。色の名前一つで全部を説明しようとせず、どの性質を比べているかを分けると観察しやすくなります。

第2問 / 10問

色が明るいか暗いかを表す性質は?

第2問の選択肢
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答え:明度

色の明るさの度合いは明度です。明るい青と暗い青は、色相が近くても明度が異なります。鮮やかな色がいつも明るいとは限らず、鮮やかさの彩度とは別の見方です。絵の明るい部分と暗い部分を追うと、色の種類だけを見る場合とは違う、形や光の表し方に気づけます。

第3問 / 10問

色の鮮やかさを表す性質は?

第3問の選択肢
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答え:彩度

彩度は色の鮮やかさを表します。鮮やかな赤と灰色がかった赤では、赤系という色相が近くても彩度が違います。明るいか暗いかだけでは、この違いを説明できません。三つの性質を比べるときは、色み、明るさ、鮮やかさのどれを見ているかを、言葉にしてから色を選んでみましょう。

第4問 / 10問

伝統的な絵画教育のRYB色相環で、基本に置く三色は?

第4問の選択肢
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答え:赤・黄・青

RYBは赤、黄、青を基本にした伝統的な色の整理です。赤、緑、青は画面の光の混色などで使われ、シアン、マゼンタ、黄も別の基本色の組として使われます。用途や色の体系が違えば、三原色と呼ぶ組も違います。ここでは、絵画教育でよく使うRYBの色相環を指定しています。

第5問 / 10問

RYBの基本の混色で、赤と黄の間にできる色は?

第5問の選択肢
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答え:橙(だいだい)

伝統的なRYBの基本では、赤と黄を混ぜた二次色が橙です。色相環では赤と黄の間に置かれます。実際の絵の具では、赤や黄の種類と混ぜる量で、橙の色みや鮮やかさが変わります。図は基本の対応を示す模式図で、どんな顔料でも図と同じ色ができることを保証するものではありません。

RYBで考える三つの基本の混色

伝統的なRYBの基本では赤+黄が橙、黄+青が緑、赤+青が紫です。色の見本は模式的な表示で、実物の顔料や混ぜる量によって仕上がりは変わります。

第6問 / 10問

RYBの基本の混色で、黄と青からできる二次色は?

第6問の選択肢
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答え:緑

黄と青を混ぜる基本の対応は緑です。黄を多めにするか、青を多めにするかでも、仕上がりの色みは変わります。同じ名前の絵の具でも中身の顔料が違う場合があるため、色名だけで完全に予測できるとは限りません。まず二色を少量ずつ混ぜ、色みがどの方向へ変わるかを比べてみましょう。

第7問 / 10問

RYBの基本の混色で、赤と青からできる二次色は?

第7問の選択肢
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答え:紫

基本の対応では赤と青から紫を作ります。ただし実物では、選ぶ赤と青の性質により、鮮やかな紫になることも、くすんだ色になることもあります。基本の色相環は関係を考える模型であり、顔料の違いをなくすものではありません。仕上がりを比べるときは、混ぜた色の名前と量も記録すると役立ちます。

第8問 / 10問

赤・橙・黄・緑・青・紫の六色を並べるRYB色相環で、赤の向かい側は?

第8問の選択肢
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答え:緑

この六色の色相環では、赤の向かい側に緑を置きます。向かい合う組は補色と呼ばれ、ほかに青と橙、黄と紫があります。隣り合う色の組とは関係が違います。図では六色の位置をそろえて示しています。補色の組は色の体系で変わるため、ここではRYBの並びを条件にしています。

六色のRYB色相環で向かい合う組

赤・橙・黄・緑・青・紫を順に並べた模式的なRYB色相環です。赤と緑、橙と青、黄と紫が向かい合います。表示色は絵の具の正確な混色結果や、別の色体系の補色を示しません。

第9問 / 10問

一般的な絵画の暖色・寒色の分け方で、寒色に入る代表は?

第9問の選択肢
答えと解説を読む

答え:青

青は一般に寒色の代表として扱われ、赤や橙は暖色の代表です。実際の温度を測って分類しているのではなく、色から受ける印象を整理する言葉です。同じ色でも、周囲の色や作品の使い方で印象は変わります。青を使えば必ず同じ気分になる、という決まりとは区別しましょう。

第10問 / 10問

三原色の絵の具を使うことについて、適切なのは?

第10問の選択肢
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答え:選ぶ顔料によって作れる色の範囲が変わる

三原色は色を整理する助けになりますが、実物の絵の具であらゆる色を再現できるわけではありません。使う顔料の性質によって、混ぜて作れる色の範囲や鮮やかさは変わります。基本の模型と実物の違いを踏まえると、混ぜてうまくできなかった色も、単なる手順の失敗とは限らないと分かります。

図と読み物で振り返る

赤・黄・青の絵の具と混ぜた色の試し塗りを見比べるソクポンのマスコット。
絵の具と試し塗りを比較する場面です。基本の混色とRYB色相環は説明図で示し、実物の色は顔料や量で変わります。

同じ青を三つの見方で比べる

青系の色をいくつか並べ、まず色みが赤寄りか緑寄りか、次に明るいか暗いか、最後に鮮やかか灰色に近いかを分けて見ます。色相、明度、彩度は、似た色を言葉にするための違う手がかりです。水色と紺色の違いを、ただ薄い濃いという一組の言葉だけで終わらせずに考えられます。

作品を見るときも、使われた色名の数だけに注目する必要はありません。同じ色系統の明暗で形を表したり、鮮やかな部分だけを目立たせたりする使い方があります。どの性質が違うかを順に見ると、配色の工夫を具体的に話せます。

少しずつ混ぜて記録する

赤と黄の絵の具を少量ずつ用意し、赤を多めにした場合と黄を多めにした場合を、同じ紙の上で比べてみましょう。橙という同じ名前の範囲にも、色みの違いが生まれます。混ぜる量の目安と、使った絵の具の名前を横に記録すると、次に似た色を作るときの手がかりになります。

別の赤や黄でも同じように試せば、割合だけでなく材料の違いも比べられます。一度に材料と量の両方を変えるより、一方をそろえたほうが変化の理由を考えやすくなります。色相環の模型は出発点で、実物を観察する代わりではありません。

並べる関係と混ぜる関係

色相環の向かい合う補色を並べることと、パレットで混ぜることは違う操作です。並べたときには隣り合う色の見え方を、混ぜたときには絵の具自体の変化を見ています。同じ赤と緑でも、どの操作をしたかによって比較するものが変わります。まず操作の違いを言葉にしましょう。

画面の光の基本色と絵の具の基本色も、用途をそろえずに比較できません。どちらにも三原色という言葉がありますが、同じ三色で同じ結果になるわけではありません。作品や説明図を見るときは、何を混ぜ、どの体系で整理した色かを確かめると、色の関係を読みやすくなります。

参考にした資料