技術と発明 / 10問

JANバーコードを読み解くクイズ

公開 2026-10-12 更新 2026-10-14

商品のバーコードと自分のしましまのしっぽを、虫眼鏡で見比べるマスコット。
第1問へ
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お菓子の袋や飲み物のラベルには、縞模様と数字が並んでいます。よく見かけるJANバーコードは、商品を見分ける番号を機械で読み取るための表現です。このクイズでは、番号と縞模様の関係から始め、標準タイプと短縮タイプの桁数、商品の違いを区別する方法、最後の数字の役割へ進みます。同じブランドでも味が違う場合や、1本と6本パックで売る場合を比べると、何を一つの商品として扱うかが見えてきます。最後は、番号を検査する計算の一部分にも挑戦します。略語は解説で確認しながら、身近な表示の中にある工夫を探してみてください。

このクイズで考えること

  • 識別する番号とバーコードの図柄を区別する
  • 商品単位と番号の対応を考える
  • 桁数や末尾の数字の役割を確かめる
図と読み物で振り返る

答えを選ばずに、解説だけを読むこともできます。

問題の一覧から選ぶ

選択肢を1つ選んで、答えを確かめてください。解説だけを開いて読むこともできます。

第1問 / 10問

商品のパッケージに付くJANコードは、主に何を識別する番号?

第1問の選択肢
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答え:商品

JANコードは、どの事業者のどの商品かを識別する番号です。国際標準の商品識別コードであるGTINのうち、13桁と8桁のものを指します。GTINには集合包装用の14桁などもあるため、すべてをJANコードと呼ぶわけではありません。店で番号を読み取ると、その番号に結び付いた商品情報を使って扱う商品を確かめられます。

第2問 / 10問

JANコードという番号と、JANシンボルというバーコードの関係は?

第2問の選択肢
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答え:番号を機械で読み取れる形にしたものがシンボル

JANコードは商品を識別する番号で、JANシンボルはその番号を機械で読める縞模様に表したものです。数字を人が読む場合と、縞模様を読み取り機が読む場合で、別の商品を示しているわけではありません。番号を読み取ったあとは、商品情報との照合に使います。番号の役割と、その番号を伝える表現方法を分けて考えましょう。

第3問 / 10問

JANコードの標準タイプは、チェックデジットを含めて何桁?

第3問の選択肢
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答え:13桁

JANコードの標準タイプは、最後のチェックデジットも数えて13桁です。事業者を表す部分、商品アイテムを表す部分、チェックデジットを合わせた長さになります。最後の1桁を計算する前に入力するのは12桁ですが、完成した標準タイプは13桁です。「入力する桁数」と「完成した番号の桁数」を区別して見てみましょう。

第4問 / 10問

JANコードの短縮タイプは、チェックデジットを含めて何桁?

第4問の選択肢
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答え:8桁

JANコードには標準タイプのほかに、8桁の短縮タイプがあります。短縮タイプも最後のチェックデジットを含めた長さです。13桁の番号から好きな数字を取り除いて8桁にするという意味ではありません。標準タイプとは別の番号体系として扱います。短い見た目だけに注目せず、どのタイプの番号なのかを確かめることが大切です。

第5問 / 10問

完成したJANコードで、チェックデジットが置かれる位置は?

第5問の選択肢
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答え:一番右

チェックデジットは番号の一番右、つまり最後の1桁です。その前の数字から決まった計算で求め、番号が正しく入力されているかなどを確かめる助けにします。新しい商品を表すために自由に選ぶ商品アイテムコードとは、役割が違います。最後の数字も単なる飾りではなく、番号全体を検査する仕組みの一部です。

第6問 / 10問

貸与されたGS1事業者コードを使い、個々の商品アイテムコードを設定するのは通常だれ?

第6問の選択肢
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答え:その商品のブランドを持つ事業者

通常は商品のブランドを持つ事業者が、貸与されたGS1事業者コードを使って商品ごとの番号を設定します。商品アイテムコードは自社内で重複しないように管理します。買う人や運ぶ人が、そのつど自由に付け直す番号ではありません。商品を識別する共通の手がかりにするため、番号を設定する側でも一貫した管理が必要です。

第7問 / 10問

13桁のJAN標準タイプで、GS1事業者コードが9桁、チェックデジットが1桁なら、商品アイテムコードは何桁?

第7問の選択肢
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答え:3桁

全体の13桁から事業者コードの9桁とチェックデジットの1桁を引くと、商品アイテムコードは3桁です。9+3+1=13と確かめられます。事業者コードの長さが10桁なら商品アイテムコードは2桁、7桁なら5桁になります。すべてのJAN標準タイプで、同じ位置に区切りがあると思い込まないことも大切です。

9桁の事業者コードを使う場合の13桁の内訳

JAN標準タイプの事業者コードが9桁の場合、商品アイテムコード3桁とチェックデジット1桁を合わせて13桁です。自作の構成図で、箱の幅は桁数に比例していません。実在の商品番号やバーコードを示す図ではありません。

第8問 / 10問

同じブランドから、同じ容量の「りんご味」と「ぶどう味」を別商品として販売する。JANコードはどうする?

第8問の選択肢
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答え:味ごとに異なるコードにする

味が違う商品には、異なる商品アイテムコードを設定し、別のJANコードで識別します。同じブランドで容量が等しくても、りんご味とぶどう味を同じ商品として管理すると取り違えにつながります。商品の違いを見分ける番号なので、ブランド名だけが同じかどうかでは決まりません。番号そのものは数字で表します。

第9問 / 10問

1本ずつ売る飲料と、同じ飲料6本をまとめて店頭で売るパック。パックのJANコードは中の1本とどうする?

第9問の選択肢
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答え:別のJANコードにする

消費者が購入する6本パックは、1本とは販売単位が違うので、異なるJANコードを設定します。中身が同じでも、店頭で識別する商品は「1本」と「6本入り」で別だからです。企業間で扱う輸送用ケースの識別と、店頭で購入する単位の識別も区別します。箱やパックの形だけでなく、どの単位で売るものかが手がかりになります。

第10問 / 10問

チェックデジット計算で、各桁に決められた重みを掛けて足した合計が58になった。合計を58以上で最も近い10の倍数にするチェックデジットは?

第10問の選択肢
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答え:2

58以上で最も近い10の倍数は60なので、60−58=2です。58は元の数字をそのまま足した値ではなく、各桁に規定の重みを掛けて合計した値です。では、その合計が初めから60ならどうでしょう。足す必要がないのでチェックデジットは0です。「必ず次の10の倍数まで進める」のではなく、合計を10の倍数にそろえる計算です。

重みを掛けた合計58に、2を足して60にする

各桁に規定の重みを掛けた合計が58なら、58以上で最も近い10の倍数は60です。60−58=2がチェックデジットです。計算の最後の段階を説明する自作図で、実在の商品番号は使っていません。

図と読み物で振り返る

二つの商品箱に付いたバーコードを見比べるソクポンのマスコット。
商品の違いと番号の違いを一緒に見てみましょう。挿絵のバーコードは読み取り用ではありません。

番号と、番号を読むための図柄

JANコードは、どの事業者のどの商品かを区別するための番号です。商品に印刷された縞模様は、その番号を機械が読み取れるように表したJANシンボルです。「何を識別するか」と「どう読み取るか」を分けると、数字とバーコードの関係を理解しやすくなります。

商品名を一文字ずつ入力する代わりに番号を読むことで、精算や棚卸などで同じ商品を扱いやすくなります。番号だけに商品説明のすべてが文章で書き込まれているわけではありません。識別する番号と、その番号に結び付けて管理する情報は別の役目を持ちます。

見た目が似ていても、単位が違う

同じ名前の飲み物でも、容量などが違えば、取引する商品として区別する必要があります。また一本の商品と、それをまとめた箱では扱う単位が違います。ブランド名が同じかだけでなく、「何を一つの商品として数えているか」を先に確かめることが大切です。

GTINは商品識別コードの総称で、JANの標準タイプは13桁、短縮タイプは8桁です。集合包装用には14桁のGTINもあります。桁数の違いを商品の値段や品質の差と結び付けず、用途やコードの種類と対応させて読みましょう。

身近なパッケージで確かめる

家にある二つの商品を選び、商品名、容量、番号の桁数を別々にメモしてみましょう。似た商品を選ぶと、見た目の違いより番号の違いがはっきりする場合があります。先頭が共通していても、そこだけで同一商品と判断せず、全体を見ることがポイントです。

末尾の一桁はチェックデジットで、ほかの桁から計算した確認用の数字です。本文の手順で一つの番号を計算してみると、ただの通し番号ではないと分かります。ただし計算が合うことだけで、商品が本物であることや表示内容の正しさまで証明できるわけではありません。

参考にした資料