身近な自然 / 10問

昆虫のからだと変身のクイズ

公開 2026-10-05 更新 2026-10-05

第1問へ

花の近くを飛ぶチョウ、道を歩くアリ、窓辺のハエ。見た目が違う昆虫にも、からだの基本のつくりには共通点があります。一方で、翅の形や幼虫から成虫になる道筋は同じではありません。このクイズでは、成虫の脚や触角から観察を始め、翅の役割や変態の違いへ進みます。「虫」と呼ぶ小さな生き物が、すべて昆虫とは限らないことも手がかりです。図は特定の一種を精密に描いたものではなく、位置や順序を比べる模式図。10問を通じて、数を暗記するだけでなく、どこを見れば違いに気づけるかを探してみましょう。

問題の一覧から選ぶ

選択肢を1つ選んで、答えを確かめてください。解説だけを開いて読むこともできます。

第1問 / 10問

昆虫の成虫のからだを大きく三つに分けると?

第1問の選択肢
答えと解説を読む

答え:頭・胸・腹

昆虫の成虫の基本のつくりは、頭・胸・腹の三つです。細かな節がいくつも見えても、その一つ一つをこの三つと同じ区分で数えるわけではありません。まず大きなまとまりを見つけると、脚や触角がどこにあるかも整理できます。形が違う昆虫同士を比べる共通の地図になります。

参考にした資料

第2問 / 10問

昆虫の成虫の基本のつくりでは、脚は何本?

第2問の選択肢
答えと解説を読む

答え:6本

基本は左右三対、合計6本です。ここでは欠けたり、特別に変化したりした場合を除いた成虫の基本形を考えます。幼虫は見た目が大きく異なることがあり、同じ数え方をそのまま当てはめられません。写真で数えるときも、奥側に隠れた脚を見落とさないようにしましょう。

参考にした資料

第3問 / 10問

昆虫の成虫の6本の脚は、どの部分についている?

第3問の選択肢
答えと解説を読む

答え:胸

三対の脚は胸についています。腹の横から出ているように見える長い脚も、付け根をたどると胸へ戻ります。脚の先だけを見るより、からだとのつながりを見るのが観察のコツです。図では左右の脚を三対に分け、頭・胸・腹の位置と対応させています。翅は省略しています。

6本の脚は胸につながる

成虫の基本形。頭・胸・腹のうち、胸に左右三対の脚がつきます。特定の種類を描いた図ではなく、翅や触角などは省略しています。

参考にした資料

第4問 / 10問

昆虫の成虫の頭にある触角は、基本的に何本?

第4問の選択肢
答えと解説を読む

答え:2本

触角は左右一対、合計2本が基本です。長い糸のような形や、途中が折れ曲がる形などがありますが、本数を数えるときは枝分かれの先ではなく付け根を見ます。見た目が触角に似た脚と区別するには、頭から伸びているかどうかも手がかりになります。

参考にした資料

第5問 / 10問

昆虫の触角が担う働きの一つは?

第5問の選択肢
答えと解説を読む

答え:においなどの情報を感じ取る

触角は外の情報を感じ取る感覚器で、においに関わる化学物質などを捉えます。人の飾りのように見えても、昆虫にとっては周囲を知る大切な道具です。触角の形にはさまざまな違いがあり、長さだけで働きのすべてを決めることはできません。頭のどこから伸びるかも見てみましょう。

参考にした資料

第6問 / 10問

ふつうのイエバエの成虫が、飛ぶために使う大きな翅は何枚?

第6問の選択肢
答えと解説を読む

答え:2枚

イエバエの飛ぶための大きな翅は一対、2枚です。後ろの一対は平均棍と呼ばれる小さな器官へ変化し、飛行中のバランスに関わります。「昆虫はみな飛ぶ翅が4枚」とは言えません。翅に由来する器官を数えることと、飛ぶための翅を数えることを分けるのがポイントです。

参考にした資料

第7問 / 10問

カブトムシなど多くの甲虫の、硬い前翅の主な役割は?

第7問の選択肢
答えと解説を読む

答え:後ろの翅などを守る

多くの甲虫では、前翅が硬い覆いとなり、その下に折り畳まれた後翅などを守ります。空を飛ぶときに広げる薄い翅とは役割が違います。すべての甲虫の前翅が同じ硬さというわけではありません。背中の中央に見える合わせ目は、左右の前翅の境界を探す手がかりです。

参考にした資料

第8問 / 10問

昆虫の幼虫が成長するとき、外側の皮を脱ぎ替えることを何という?

第8問の選択肢
答えと解説を読む

答え:脱皮

脱皮は、外側の古い皮を脱ぎ替えることです。昆虫の外骨格はからだを支えますが、そのまま際限なく大きくなるわけではありません。トンボの幼虫などは成長の途中で何度も脱皮します。成虫になる前の成長と、成虫になったあとの姿を分けて見ると、抜け殻の意味も分かります。

参考にした資料

第9問 / 10問

チョウが育つ順序として正しいものは?

第9問の選択肢
答えと解説を読む

答え:卵→幼虫→さなぎ→成虫

チョウは卵から幼虫になり、さなぎを経て成虫になります。このようにさなぎの段階がある育ち方を完全変態と呼びます。幼虫と成虫では姿が大きく違うため、別々の虫に見えても同じ個体の成長です。さなぎを単に眠っている幼虫と思わず、成虫へ移る一つの段階として捉えましょう。

参考にした資料

第10問 / 10問

バッタの育ち方がチョウと違う点は?

第10問の選択肢
答えと解説を読む

答え:さなぎの段階がない

バッタは卵から幼虫になり、脱皮を重ねて成虫へ育ち、チョウのようなさなぎの段階を挟みません。日本ではこの育ち方を不完全変態と呼びます。「不完全」は育ち損ねたという意味ではありません。図は二つの道筋を比べたもので、各段階にかかる時間を表してはいません。

さなぎを経る道、経ない道

チョウは卵→幼虫→さなぎ→成虫、バッタは卵→幼虫→成虫。どちらも成長に脱皮が関わります。順序の比較で、矢印の長さは所要時間を表しません。

参考にした資料