地理・歴史 / 10問

川がつくる地形クイズ

公開 2026-10-21 更新 2026-10-21

自分より長い川の地図を両手で広げ、巻き上がった端を見るマスコット。
第1問へ
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地図で川をたどると、谷の出口で土地が広がったり、川のそばに小さな高まりがあったり、今の川筋から離れた場所に曲がった跡が残っていたりします。こうした形は、川が土砂を削り、運び、積もらせるはたらきと結び付いています。このクイズでは、川のカーブの内側と外側を比べたあと、扇状地や三角州、自然堤防、後背湿地などの位置と特徴を確かめます。最後は、以前の流路や河岸段丘、三日月湖から、土地に残る川の変化を読み取ります。地形の名前だけを覚えるのではなく、山地・平野・河口のどこにあるのか、周囲より高いのか低いのかを手がかりに考えてみましょう。

このクイズで考えること

  • 侵食・運搬・堆積と川のカーブの特徴を結び付けられる
  • 扇状地と三角州、自然堤防と後背湿地を位置で比べられる
  • 旧河道や河岸段丘から過去の川の変化を考えられる
図と読み物で振り返る

答えを選ばずに、解説だけを読むこともできます。

問題の一覧から選ぶ

選択肢を1つ選んで、答えを確かめてください。解説だけを開いて読むこともできます。

第1問 / 10問

流れる川が地形を変える、代表的な三つの作用の組み合わせは?

第1問の選択肢
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答え:侵食・運搬・堆積

川の水が土地を削るはたらきが侵食、土や石を運ぶはたらきが運搬、運んだものを積もらせるはたらきが堆積です。川は水の通り道であると同時に、土砂を移動させて地形を変える役割も持っています。水の状態変化や植物の成長とは、何がどう変わるかを分けて考えましょう。

第2問 / 10問

一般的な川のカーブで、内側よりも岸が削られやすいのは?

第2問の選択肢
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答え:曲がり角の外側

川のカーブでは、一般に外側の流れが速く、岸が削られやすくなります。流れが岸に当たって侵食が進むと、外側に崖のような地形が見られることもあります。川幅や岩盤、護岸の有無などでも様子は変わりますが、曲がり角を読む基本として、内側と外側の違いに注目します。

第3問 / 10問

川のカーブの内側では、一般にどのような変化が見られる?

第3問の選択肢
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答え:運ばれた土砂がたまりやすい

カーブの内側は外側より流れが遅く、運ばれてきた土砂が堆積しやすい場所です。内側に川原があり、外側に削られた岸がある組み合わせは、同じ曲がり角でもはたらきが違うことを示します。一つの川を上流と下流に分けるだけでなく、一つのカーブの両岸も比べてみましょう。

第4問 / 10問

川が山地の谷口から平地へ出る付近に、土砂が扇形に広がってできる地形は?

第4問の選択肢
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答え:扇状地

扇状地は、川が谷を出たところを頂点に、平地へ向かって扇のように広がる堆積地形です。主に砂や礫などが積もってできます。名前の形だけで選ぶのではなく、山地の谷口と平地の位置関係を確かめると、河口付近にできる三角州との違いが分かります。地図では周囲の山地も一緒に見ます。

第5問 / 10問

川が運んだ砂や泥が、河口付近に堆積してできる低く平らな地形は?

第5問の選択肢
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答え:三角州

三角州は、河口付近に川が運んできた砂や泥が積もってできる、低く平らな地形です。海に注ぐ場所だけでなく、湖の岸にも見られます。谷口から広がる扇状地とは、まず川のどの位置にあるかを比べましょう。国土地理院の典型地形の例にも、海の河口と湖にできた三角州が挙げられています。

扇状地と三角州は、できる位置で比べる

山地から海や湖へ向かう川に沿って、扇状地は谷口付近、三角州は河口付近にできるという位置関係を示した模式図です。すべての川に両方があるという意味ではありません。地形の輪郭、面積、距離や傾斜は表していません。

第6問 / 10問

洪水などの際、川沿いに土砂が積もってできた周囲より少し高い土地は?

第6問の選択肢
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答え:自然堤防

自然堤防は、川からあふれた水が運んだ土砂を川沿いに積もらせてできる、周囲より少し高い土地です。名前に堤防と付いていても、人が工事で築く堤防とは成り立ちが違います。川沿いの微高地という位置と形を手がかりにすると、背後に広がる低い土地と区別しやすくなります。

第7問 / 10問

自然堤防の背後などにある、低く平らで湿り気を持ちやすい地形は?

第7問の選択肢
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答え:後背湿地

後背湿地は、自然堤防などの少し高い土地の背後にある低平な地形です。あふれた水がたまりやすく、細かな泥なども堆積します。同じ平野でも、川のすぐそばの高まりと、その先の低い土地では特徴が違います。地図の広い範囲が平らに見えても、その中の小さな高低差を比べることが大切です。

川沿いの高まりと、その背後の低い土地

川を横切る向きで見た位置関係の模式図です。川沿いの自然堤防はやや高く、その背後に低い後背湿地があります。高さと幅は誇張しており、実際の地形や水位の縮尺ではありません。人が築いた堤防は描いていません。

第8問 / 10問

地形図の説明にある「旧河道」は、どのような土地のこと?

第8問の選択肢
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答え:過去に川が流れていた跡

旧河道は、過去の川の流れの跡です。現在の川筋とは別に、曲がった帯状の低地として残ることもあります。地形は今この瞬間の流れだけでなく、以前の川の位置も記録しています。古い空中写真と現在の地図を同じ場所で比べると、土地の形と過去の流れのつながりを調べられます。

第9問 / 10問

川に沿って平らな面と崖が階段状に並び、氾濫原より高いところにある地形は?

第9問の選択肢
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答え:河岸段丘

河岸段丘は、川沿いに見られる階段状の地形です。平らな段丘面と、その面を区切る段丘崖に注目します。自然堤防のような川沿いの小さな高まりとも、河口付近の低平な三角州とも違います。地図では平らな面だけでなく、面の端にある崖や、現在の川との高さの関係も確かめます。

第10問 / 10問

大きく蛇行していた川が短い流路でつながり、取り残された曲がりの部分が湖に。この湖は何と呼ばれる?

第10問の選択肢
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答え:三日月湖

三日月湖は、蛇行していた川の一部が本流から切り離され、湖として残った地形です。川がより短い流路を通るようになると、以前の曲がりの部分が取り残されることがあります。旧河道という過去の流路の跡のうち、水面が残る例として見ると、今の川と湖の位置関係を考えられます。

図と読み物で振り返る

砂の模型と開いた本の曲がった青い川を、虫眼鏡を持って見比べるソクポンのマスコット。
机の上の模型と本で川の形を比べる挿絵です。川筋や土地の形は模式的な表現で、特定の場所の地図や流速・地形分類の根拠を示す図ではありません。

地形の名前に、場所の手がかりを添える

扇状地と三角州は、どちらも川が運んだ土砂の堆積と関係します。見分けるときは、輪郭が三角に見えるかだけでなく、周囲に何があるかを確認します。山地の谷口から平地へ広がる場所なら扇状地、川が海や湖へ注ぐ河口付近の低平な土地なら三角州という位置の違いがあります。

地図を一枚用意し、山地、谷口、平野、河口を順にたどってみましょう。地形名の横に「谷の出口」「海や湖の岸」のような短いメモを添えると、形と位置を一緒に説明できます。すべての川に同じ大きさの扇状地や三角州がそろうわけではないため、実際の資料で範囲を確かめます。

平野の中にも高まりと低い土地がある

川沿いの平野は一枚の平らな板のように見えても、小さな高低差があります。川からあふれた水が運ぶ土砂によって、流路の近くに自然堤防という高まりができます。その背後には後背湿地があり、低く平らで水分を保ちやすいという違いがあります。川から離れれば必ず土地が高くなるとは限りません。

二つを比べるときは、上から見た位置と横から見た高さを分けてメモします。自然堤防なら「川沿い・やや高い」、後背湿地なら「高まりの背後・低い」です。地形分類図の色を使う場合は、その図の凡例で何の地形を表すかを読みましょう。同じ平野の中で、位置と高さを組み合わせて見る練習になります。

今の川と、以前の川の跡を比べる

現在の地図だけでは、川が昔どこを流れていたか分かりにくいことがあります。旧河道は以前の流れの跡で、曲がった帯状の土地として残る場合があります。三日月湖も、蛇行していた部分が本流から切り離された結果として生じます。今の流路と湖や曲がった跡を一緒に見ると、過去のつながりを考えられます。

国土地理院の地図や空中写真を同じ場所・異なる年代で比べるときは、撮影時期もメモしましょう。現在は土地の形が変えられている場合もあります。また、河岸段丘では平らな面と崖の組み合わせを確かめます。現在の水面だけを見るのではなく、周囲の土地にも川の変化を読む手がかりを探します。

参考にした資料