たべもの / 10問

同じ葉から変わるお茶のクイズ

公開 2026-10-05 更新 2026-10-05

第1問へ

湯のみに入った緑のお茶と、カップに入った赤褐色の紅茶。色が違うと、原料もまったく違う植物のように感じるかもしれません。お茶の名前には、葉の育て方や加工のしかたが表れています。このクイズでは、チャノキの葉を使うお茶に絞り、加熱するタイミング、日光の当て方、揉む・挽く・焙じるといった工程を10問で比べます。産地や品種をたくさん覚える必要はありません。答えのあとの図と説明から、同じ葉がどの道筋を通って一杯になるのかをたどってみてください。次にお茶を選ぶときの楽しみが増えるはずです。

問題の一覧から選ぶ

選択肢を1つ選んで、答えを確かめてください。解説だけを開いて読むこともできます。

第1問 / 10問

緑茶・紅茶・ウーロン茶の原料になる植物について、正しいのは?

第1問の選択肢
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答え:基本的に同じチャノキの葉を使う

緑茶も紅茶もウーロン茶も、基本的にはチャノキの葉から作ります。同じ植物でも、品種や育て方に加え、製造中の処理によって別のお茶になります。飲みものの色だけでは原料を判断できません。三つの名前を別々の植物として覚えるより、葉が通る工程に目を向けてみましょう。

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第2問 / 10問

緑茶の製造で、早い段階で葉を蒸す・炒る主な目的は?

第2問の選択肢
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答え:酸化酵素の働きを止める

緑茶は、製造の初めに熱を加えて葉の酸化酵素の働きを止めます。これによって、酵素による酸化が進むのを抑えます。緑茶の加熱には蒸す方法も釜で炒る方法もあるため、緑茶は全部蒸す、と覚えると取り違えます。加熱のしかたは違っても、酵素の働きを止める点は共通です。

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第3問 / 10問

紅茶を作るときにいう「発酵」は、主にどんな変化でしょう?

第3問の選択肢
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答え:葉の酵素による酸化

紅茶づくりでいう発酵は、主に茶葉が持つ酵素による酸化を指します。納豆などのように微生物の働きを中心に考える発酵と、同じ意味で受け取らないことが大切です。工程の中で葉の成分が変わり、色や香りの違いにつながります。同じ「発酵」という言葉でも、中身を確かめましょう。

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第4問 / 10問

製造方法による分類で、ウーロン茶はどれに当たる?

第4問の選択肢
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答え:半発酵茶

ウーロン茶は、葉の酵素による酸化を途中で止める半発酵茶です。「半」という字があっても、すべてが正確に50パーセントだけ発酵するという意味ではありません。進め方には幅があり、緑茶に近いものから紅茶に近いものまであります。分類の名前は工程を比べる手がかりです。

葉の酵素の働きで分かれる3つのお茶

緑茶は早く加熱して酵素の働きを止め、ウーロン茶は酸化を途中で止め、紅茶は十分に進めます。製造方法の比較図で、半発酵を正確に50%とする尺度ではありません。

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第5問 / 10問

玉露の原料の葉を育てるとき、収穫前に行う特徴的な工夫は?

第5問の選択肢
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答え:覆いで日光を遮る

玉露は、新芽の育つ時期に茶園へ覆いをかけ、日光を遮って育てた葉から作ります。通常の煎茶と比べる際には、摘んだあとの加工だけでなく、畑での育て方にも注目できます。覆いにはよしずや寒冷紗などが使われます。お茶の違いは工場に入る前から生まれているのです。

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第6問 / 10問

一般的な玉露とかぶせ茶を比べると、覆いをかける期間が短いのは?

第6問の選択肢
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答え:かぶせ茶

目安として、玉露は20日前後、かぶせ茶は1週間前後、茶園を覆って育てます。かぶせ茶のほうが期間は短めです。どちらも日光を遮る工夫をしますが、同じ名前にはなりません。日数は栽培の目安であり、一日だけの違いで機械的に名前を決めるための数字ではありません。

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第7問 / 10問

抹茶を作るとき、細かく挽く原料のお茶は?

第7問の選択肢
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答え:碾茶(てんちゃ)

抹茶は、碾茶を石臼や微粉砕機などで細かく挽いたものです。緑色の粉なら何でも抹茶、というわけではありません。原料としてどんなお茶を使うかがポイントです。煎茶と抹茶を比べるときも、最後に粉にしたかだけでなく、その前の葉の加工の違いまでたどると理解できます。

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第8問 / 10問

碾茶づくりで、葉を蒸したあとの工程の特徴は?

第8問の選択肢
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答え:揉まずに乾燥させる

碾茶は、蒸した葉を揉まずに乾燥させて作ります。揉む工程のある煎茶との違いはここにあります。細かく挽く直前の段階から、作り方が分かれているのです。工程図では途中の細かな作業を省いていますが、「碾茶を作る」と「碾茶を挽いて抹茶にする」を分けて読んでください。

碾茶から、抹茶へ

蒸した葉を揉まずに乾燥させ、茎や葉脈を取り除いて碾茶にします。その碾茶を細かく挽くと抹茶になります。主要工程を示し、選別などの細部は省略しています。

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第9問 / 10問

煎茶や番茶などを強い火で焙じて作るのは?

第9問の選択肢
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答え:ほうじ茶

ほうじ茶は、煎茶や番茶などを炒るように加熱して、香ばしさを引き出したお茶です。赤褐色に見えても、紅茶と同じ工程で作ったことにはなりません。紅茶は葉の酵素による酸化、ほうじ茶は焙じる加工に注目して比べます。色が似ていても、そこへ至る道筋は違うのです。

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第10問 / 10問

蒸し製玉緑茶の葉が丸みを帯びるのは、煎茶にある何の工程を省くため?

第10問の選択肢
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答え:最後に細長く整える工程

蒸し製玉緑茶では、煎茶の最後に行う、葉を細長く整える精揉の工程を省きます。そのため、針のような形ではなく丸みを帯びた形に仕上がります。丸い葉を選んで摘むという意味ではありません。乾燥した茶葉の形にも、製造の手順が残っていると考えると面白いですね。

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