ことば / 10問

仮名と音のしくみクイズ

公開 2026-10-05 更新 2026-10-05

第1問へ

「おばさん」と「おばあさん」、「きて」と「きって」。仮名が一文字増えるだけで、伝える言葉も変わります。小さい文字やのばす音には、ふだん意識しなくても使っているしくみがあります。このクイズでは、現代の日本語で一般的に使う仮名の書き方と、音との関係を10問で確かめます。前半は小さい「っ」「ゃ」や長音、後半は音だけでは決められない助詞の表記と、音の長さを数える「拍」を扱います。方言や話す速さの良し悪しを比べるものではありません。声に出したり、文字を見比べたりしながら、いつもの言葉にある小さな違いを見つけてみましょう。

問題の一覧から選ぶ

選択肢を1つ選んで、答えを確かめてください。解説だけを開いて読むこともできます。

第1問 / 10問

「きって」の、つまる音を表す文字は?

第1問の選択肢
答えと解説を読む

答え:っ

つまる音を表すのは小さい「っ」で、この音を促音と呼びます。「きて」と「きって」では、途中の音の長さが違います。「っ」を大きい「つ」にすると「きつて」となり、同じ書き方ではありません。言葉の途中で小さく書かれた文字にも、音を区別する働きがあります。

参考にした資料

第2問 / 10問

「みかん」の最後の「ん」で表す音の名前は?

第2問の選択肢
答えと解説を読む

答え:撥音

「ん」で表す音は撥音です。促音は小さい「っ」、長音は音をのばすことなので、区別して考えます。「みかん」の「ん」は、前の「か」に付ける飾りではなく、日本語の音を数えるときには一拍分です。後ろの音によって発音のしかたが変わることもありますが、平仮名では「ん」と書きます。

参考にした資料

第3問 / 10問

「きゃ」のような拗音を書くとき、一般に添えるのは?

第3問の選択肢
答えと解説を読む

答え:小さい「ゃ・ゅ・ょ」

「きゃ」「きゅ」「きょ」は、イの段の仮名に小さい「ゃ・ゅ・ょ」を添えて書きます。このような音を拗音と呼びます。「きゃ」と「きや」は文字の大きさが違い、同じ音のまとまりではありません。小さい文字だけを一字ずつ読むより、前の仮名と組み合わせて見ると違いが分かります。

参考にした資料

第4問 / 10問

「おかあさん」の「か」の音をのばすために添える仮名は?

第4問の選択肢
答えと解説を読む

答え:あ

「おかあさん」では、ア列の「か」に「あ」を添えて長音を表しています。「おばさん」と「おばあさん」も、同じように「あ」の有無で音の長さが変わる例です。文字を増やしても同じ意味になるとは限りません。長音は見た目だけでなく、声に出したときの長さにも注目すると確かめやすくなります。

一文字が、音の長さを変える

「おばさん」は「お・ば・さ・ん」、「おばあさん」は「お・ば・あ・さ・ん」。後者では「あ」が長音の一拍分を加えます。等幅の区画は拍を整理する目印で、実際の発音時間を測ったものではありません。

参考にした資料

第5問 / 10問

「おじいさん」で、イ列の音をのばすために添える仮名は?

第5問の選択肢
答えと解説を読む

答え:い

イ列の長音は「い」を添えて書きます。「おじいさん」では「じ」に続く「い」がその役割です。「おじさん」と比べると、音の長さも意味も違います。ア列に「あ」、イ列に「い」というように、のばす前の音を手がかりにすると整理できます。ただし、すべての長音が同じ仮名を添えるわけではありません。

参考にした資料

第6問 / 10問

父を親しみを込めて呼ぶ「おとーさん」を現代仮名遣いで書くとき、「と」の次に置く仮名は?

第6問の選択肢
答えと解説を読む

答え:う

「おとうさん」は、オ列の「と」に「う」を添えて書く例です。音を長くのばすときも、聞こえた音だけで「お」を選ぶとは限りません。一方、「おおきい」のように「お」を添える語もあります。長音をすべて一つの書き方で扱わず、言葉ごとの表記を確かめると、音と文字の関係を見分けられます。

参考にした資料

第7問 / 10問

話題を示す助詞を、前の「わたし」に続けて現代仮名遣いで書くと?

第7問の選択肢
答えと解説を読む

答え:わたしは

話題を示す助詞は、一般に「わ」と発音しても「は」と書きます。「わたしは本を読む」の「は」がこの例です。言葉の音に従う仮名の書き方には、助詞のように表記の慣習による特例があります。「はな」の最初の「は」まで同じ読み方に変わるわけではなく、文の中での働きを見て区別します。

参考にした資料

第8問 / 10問

行く方向を示す助詞の発音は「エ」。現代仮名遣いではどう書く?

第8問の選択肢
答えと解説を読む

答え:へ

行く方向を示す助詞は「へ」と書きます。「学校へ行く」では、発音が「え」でも表記は「へ」です。「へや」の「へ」と同じ音だと決めつけず、助詞として使われているかを見るのが手がかりになります。「学校え」と聞こえることがあっても、現代仮名遣いのこの助詞は「へ」を使います。

参考にした資料

第9問 / 10問

読む対象を示す助詞の発音は「オ」。現代仮名遣いではどう書く?

第9問の選択肢
答えと解説を読む

答え:を

読む対象を示すこの助詞は「を」と書きます。「本を読む」「絵を見る」のように、動作の対象につながる例で確かめられます。発音が「お」と同じでも、助詞としての表記を区別します。「お」と「を」を音だけで置き換えるのではなく、文の中の役割を見ると、慣習による書き方を理解できます。

参考にした資料

第10問 / 10問

日本語の音の単位「拍」で数えると、「がっこう」は何拍?

第10問の選択肢
答えと解説を読む

答え:4拍

「がっこう」は「が・っ・こ・う」の四拍です。小さい「っ」も、長音を表す後ろの「う」も、それぞれ一拍として数えます。拍は音の長さを捉える単位で、書かれた文字を何でも一字ずつ数える規則ではありません。「きゃ」のように二文字で一拍になる組み合わせもあり、文字数と拍数を分けて考えます。

「っ」と長音も、それぞれ一拍

「がっこう」は「が・っ・こ・う」の四拍です。小さい「っ」と、長音を表す「う」も各一拍。区画は音を数えるための模式図で、文字の実寸や発音時間の計測値ではありません。

参考にした資料