ことば / 10問

ことわざの意味クイズ

公開 2026-10-17 更新 2026-10-17

大きな紙の花の横で三色団子を大事そうに抱えるマスコット。
第1問へ
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猿が木から落ちたり、猫に小判を渡したり。ことわざには、動物や道具が出てくる短い表現がたくさんあります。書かれた場面をそのまま想像するだけでなく、それが人の行動や考え方の何を表しているかを読むのがポイントです。このクイズでは、よく聞く十のことわざについて、三つの説明から意味を選びます。解説には、意味を考えるための身近な場面も添えました。数字が出てきても実際の回数の規則とは限らず、ことわざを現実の成功保証として扱うわけでもありません。言葉の場面と、たとえている内容を分けて考えてみましょう。

このクイズで考えること

  • ことわざが表す意味を説明する
  • 字面とたとえの内容を分ける
  • 意味に合う身近な場面を考える
図と読み物で振り返る

答えを選ばずに、解説だけを読むこともできます。

問題の一覧から選ぶ

選択肢を1つ選んで、答えを確かめてください。解説だけを開いて読むこともできます。

第1問 / 10問

「猿も木から落ちる」の意味は?

第1問の選択肢
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答え:得意な人でも失敗することがある

木登りの得意な猿でも落ちることがある、という場面から、熟練した人でも失敗する場合があることを表します。たとえば計算が得意な人のうっかりした書き間違いは、この意味を考える例になります。失敗したから能力が全くないと決める言葉ではなく、上手さと失敗の可能性は両立すると伝えています。

第2問 / 10問

「石の上にも三年」の意味は?

第2問の選択肢
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答え:辛抱強く続けることの大切さ

つらくても辛抱強く続ければ、やがてよい結果につながるという忍耐の大切さを表すことわざです。三年という数字を、そのまま全員に共通する成功までの期間として読むわけではありません。現実のどんな状況でも耐え続けるべきだという命令ではなく、ことわざが表す意味として理解します。

第3問 / 10問

「急がば回れ」の意味は?

第3問の選択肢
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答え:急ぐときほど安全で確実な方法を選ぶ

急いでいるときには、危険な近道より遠回りでも安全で確実な方法を選ぶほうが得策だ、という意味です。距離が短いことと、無事に目的を達することを区別しています。何でもわざと遠回りすればよいという指示ではありません。その方法にどんな危険や不確実さがあるかが、たとえの要点です。

急いでいても、確実な方法を選ぶ

「急がば回れ」の意味を整理した模式図です。危険な近道より、安全で確実な方法を選ぶというたとえであり、どんな遠回りでも速いという比較ではありません。

第4問 / 10問

「花より団子」の意味は?

第4問の選択肢
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答え:見栄えや風流より実益を選ぶ

花を眺める楽しみより食べ物を選ぶ場面になぞらえ、外見や風流より実際の利益や中身を重んじることを表します。花と団子の価格を比べた言葉ではありません。たとえば、飾りの華やかさより使いやすさを優先する場面を想像すると、見た目と実益のどちらへ目を向けているかが分かります。

第5問 / 10問

「猫に小判」の意味は?

第5問の選択肢
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答え:価値が分からない相手に貴重なものを与える

貴重なものでも、その価値を理解しない相手に渡しては役に立たない、というたとえです。小判の価値そのものがなくなるのではなく、受け取る相手との関係が問題になっています。相手が必要としているものか、よさが伝わるものかを考える例として読むと、物の高価さだけに注目せずに済みます。

第6問 / 10問

「井の中の蛙大海を知らず」の意味は?

第6問の選択肢
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答え:狭い知識にとらわれ広い世界を知らない

狭い世界の知識や経験にとらわれ、その外に広い世界があることを知らない様子を表します。蛙は「かわず」と読みます。自分の身近な例だけで、ほかの場所でもすべて同じだと決めてしまう場面を考えると意味がつかめます。蛙の生態を説明する文章ではなく、人の見方を表したたとえです。

第7問 / 10問

「七転び八起き」の意味は?

第7問の選択肢
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答え:失敗しても何度でも立ち直る

何度失敗してもくじけず、そのたびに立ち直ることを表します。七と八を使っていますが、転んだ回数と起きた回数を算数のように数える話ではありません。辞書には人生の浮き沈みが多いことを表す用法もあります。どちらも言葉全体のたとえとして読み、単なる回数の規則にはしません。

第8問 / 10問

「百聞は一見に如かず」の意味は?

第8問の選択肢
答えと解説を読む

答え:何度も聞くより実際に見るほうがよく分かる

人の話を何度も聞くより、自分で実際に見たほうが確かで理解しやすい、という意味です。「如かず」は及ばないという関係を表します。百回聞くことが一回見るための条件なのではありません。たとえば作業の説明を聞いた後で実演を見る場面なら、話と目で見る経験の違いを考えられます。

第9問 / 10問

「転ばぬ先の杖」の意味は?

第9問の選択肢
答えと解説を読む

答え:失敗に備え前もって用心する

転ぶ前に杖を用意する場面から、失敗に備えて前もって用心する大切さを表します。忘れ物を防ぐため出発前に持ち物を確かめる、といった例で考えられます。準備があれば現実の失敗をすべて防げるという保証ではありません。問題が起こる前に備える、という時間の順序に注目しましょう。

失敗が起こる前に備える

「転ばぬ先の杖」の意味を、忘れ物に備える例で整理しています。事前の用心を表すたとえで、準備によってすべての失敗を防げるという保証ではありません。

第10問 / 10問

「塵も積もれば山となる」の意味は?

第10問の選択肢
答えと解説を読む

答え:小さなものも重なると大きくなる

ごくわずかなものでも、数多く積み重なれば大きなものになるというたとえです。一回分が小さいからといって、合計まで小さいとは限りません。少しずつ集めたものがまとまった量になる場面で意味を考えられます。実際の山の成り立ちを説明する文ではなく、小さいものと積み重ねの関係を表します。

図と読み物で振り返る

石と杖を描いた無地カードを机で比べるソクポンのマスコット。
言葉を比べて調べる場面を描いた挿絵です。文字や読みの対応は、問題と解説で確かめます。

場面と意味を二段に分ける

猿も木から落ちるは、木登りの上手な猿という場面から、得意な人でも失敗することがあるという意味へつながります。猫に小判なら、貴重な物と価値を理解しない相手の組合せが要点です。登場する動物だけを入れ替えて覚えるより、何と何を対応させているかを考えられます。

ノートを二つの欄に分け、左へ字面の場面、右へ人に当てはめた意味を書いてみましょう。次に、自分で考えた例が右の意味に合うかを確かめます。例文を作ることと辞書の定義を読むことを行き来すると、場面の印象だけに引っ張られずに済みます。

似た助言でも注目する点が違う

急がば回れは、急ぐときに選ぶ方法の安全さや確実さへ目を向けています。転ばぬ先の杖は、失敗が起こる前に備える時間の順序を表します。どちらも慎重な行動につながる表現ですが、道の選び方と事前の準備では、たとえの中心が違います。使いたい場面で何を伝えるかを先に考えます。

たとえば遠足の準備なら、前日に持ち物を確かめる例は杖のたとえに結び付きます。移動中に危険な近道を避ける例は、回れの意味を考える助けになります。これらは意味のための例であり、準備や安全な選択がどんな結果も保証するという説明ではありません。

数字もたとえとして読む

七転び八起きは何度も立ち直ることを、百聞は一見に如かずは聞くことと実際に見ることの違いを表します。七・八・百という数字を計算するより、何を強調しているかを確かめます。言葉の中の数と、現実に行うべき回数を同じにしないことが、意味を読み取る助けになります。

塵も積もれば山となるも、小さなものと積み重ねた全体の対比です。少量の積み重ねを表す例を自分で考え、どこが小さく、何が集まるのかを書いてみましょう。数字や物の名前をそのまま受け取るより、言葉全体が示す関係へ目を向けられます。

参考にした資料